日経平均は連日の27,000円割れ
日経平均は連日の大幅な下落に見舞われています。
米国のFOMCでは早期利上げ、利上げ頻度が多くなる示唆があり、一気にNYダウは調整局面へと入っています。自然と日経平均も連れ安となっています。
アメリカの市場に関してはPERが高い水準に有ったので、どこかの地点で大幅な調整が入るのは想像が出来る範囲ではありました。個人的に株価の割高感と円安ドル高で買い場では無いと判断していたのが、今の段階では正解だったようです。
高配当株投資家としてどう動く?
高配当株投資家としてこの下落は絶好の買い場として見ています。
下落している場面は確かに恐怖もあります。しかし普段から業績を見ている銘柄ですので、このまま下落したままにはならないとも考えています。
PERの再チェックをし、しっかりとした業績を残している低PERの銘柄をしっかりと購入していく、これに尽きると考えています。
ここまでの下落でポートフォリオはそれなりにダメージを受けてはいるものの、高配当株投資は元々がバリュー株投資に近い銘柄選定が多いお陰か、このような局面でもトータルでの損益上はプラスを確保出来ています。分散も適度に効いていると判断出来るかもしれません。
気になるのはむしろ現政権
現政権がキャッチフレーズとして掲げる『新しい資本主義』にとって株式投資家はどうにも敵と見做されている様なフシがあります。
金融所得への課税、配当控除の廃止、自社株買いへのネガティブな発言、何よりも経済再生大臣の『株価は気にしない』発言等は全力で日本市場に冷水を掛けている様にしか見えません。
正直何がしたいのか全く理解出来ません。
むしろこのような動きをしていても政権支持率の維持が出来ている時点で株式投資家は少数派なのが良く分かります。
ここ10年来株価が伸びては来ていたので、様々な反動が一気に来ている感じでしょうか?
年金の運用(GPIF)には日本株式も相当の割合が含まれていると思いますし、年金があてにならないので、NISAの制度を活用して国民の目を投資に向けさせる様にしていたと思うのですが・・・
大きな下落も経験値へ
今は金融緩和から引き締めへと向かう局面に直面してどの分野の資産がどのように動くのかを肌感覚で覚えられるようにするのが一番大切なのでは無いかと考えています。
現在の米国株で考えている今後の展望では金利上昇に伴う債券市場の下落が現実化しつつあるので、AGGやLQDの様な債権ETFをしっかりとポートフォリオに加えたいと考えています。
基本的に売却は考えていないので、景気や金融環境の大きな転換点毎に買い時が来る銘柄を拾って行き続ければ、一朝一夕で作る事の出来ない粘り強いポートフォリオが組めるのでは無いかと考えています。
下落でワクワク出来るのが長期ホールド高配当株
自分にとってどの様な投資が合っているのか?早々に結論が出るものではありませんが、下落を純粋に楽しめる投資方法という意味で言うと高配当株投資は本当に気が楽です。
※投資は自己責任でお願い致します。
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