【2531】宝 HD【2023年本決算】 ※2023年7月30日時点考察
宝HDは1925年の設立。酒造・みりんの製造・販売。みりんは最大手。傘下のタカラバイオでは検査用試薬・理化学機器事業をコア事業として扱う。
・2023年3月期の売上高は16.5%増の3,506億6,500万円、経常利益は10.5%減の387億600万円で着地。
・2024年の配当予想は11円の減配予定となっています。
2023年5月発表時点で
2024年の予想配当金は38円➡27円の減配予定となっています。
考察時点での配当利回りは2.19%
配当の部
2022年に大幅に増配していましたが、次期は減益を見込んでいる為に大きく減配となっています。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
2023年3月期は増収・減益。酒造事業は原材料価格等の高騰を価格転嫁出来ている部分もあったもののタカラバイオグループの人件費・研究費は増加。減益の要因となっています。次期は原材料費のコスト増、新型コロナウイルス検査試薬の需要減等に伴い大幅な減益を見込んでいます。
財務の部
自己資本比率は50%台に上昇。前期に増加していた有利子負債比率も減少に転じています。
CFの部
営業CFは黒字を継続。現金等は徐々に積みあがりつつあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時には600円台まで急落。その後は大きく株価を回復していたのですが、現在は下落基調にあります。
すこやか株の方針
コロナの検査試薬等の特需的な流れが一服。大幅な減益予定となっており、配当利回りも高配当とは呼べない水準まで低下しています。投資対象としては安定感に欠ける内容となっています。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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